相席居酒屋で出会ったJDと朝までハシゴ酒
総合評価 ★★★★☆
面白さ ★★★★☆
リアル度 ★★★★☆
相席居酒屋からの自然すぎる展開
相席居酒屋という設定が絶妙に効いている。見知らぬ男女が同じテーブルに着く時点で、すでに「出会い」のスイッチが入っている状態だ。そこから会話が弾み、「もう1軒行きません?」の流れは、実際の相席居酒屋でも日常的に起きている光景そのもの。2軒目の個室居酒屋でぐっと距離が縮まり、3軒目のバーではもう完全に恋人のような雰囲気。酔いが回るにつれて敬語が崩れ、ボディタッチが増えていくグラデーションが見事に撮れている。
リアルさを支えるディテール
この作品のリアルさを決定づけているのは、女子大生の「酔い方」のディテールだ。最初はきちんとグラスを両手で持っていたのが、3軒目には片肘をついてダラっと飲んでいる。笑い方も控えめな微笑みから、手を叩いて爆笑するように変わる。こういう些細な変化をカメラがしっかり拾っている。「あ、この子ガチで酔ってるな」と思わせるポイントが随所にあり、ナンパ作品にありがちな不自然さがほとんど感じられない。
総評:ナンパ作品の理想形
企画・キャスティング・撮影の三拍子が揃った良作。相席居酒屋→ハシゴ酒→ホテルという導線が、現実のワンナイトの流れと完全に一致していて没入感が高い。面白さとリアルさのバランスが取れた、ナンパ系の教科書的な一本である。