カノン
撮られ慣れたモデル志望の子が、「撮られ方を知らないジャンル」で見せた素顔
読者モデルの経験があるというカノンさん。カメラの前に立ち慣れているはずなのに、ハメ撮りとなると途端にぎこちなくなる。このギャップが面白い。ポートレート撮影では自信に満ちた表情を見せるのに、服を脱ぐ段階になると急に視線が泳ぎ始める。「撮られること」のプロが、「撮られ方がわからないジャンル」に挑む。その戸惑いが逆にリアルで、CHNシリーズの中でも異色の一本に仕上がっている。
企画の見どころ
CHNシリーズの定番フォーマットにモデル志望という属性を掛け合わせたことで、通常回とは明らかに違う化学反応が生まれている。最初はモデル風にキメ顔を作ろうとするカノンさんが、途中からそれを諦めて素の表情になっていく過程は、まるでドキュメンタリーを見ているような面白さがある。「いつもの撮影とは全然違う」という本音がポロッと漏れる瞬間がベストシーンで、プロの仮面が剥がれ落ちるその一瞬にこそ、素人企画AVの醍醐味が凝縮されている。スタジオ撮影という場所も、彼女にとって「慣れているはずの空間」であるがゆえに、ジャンルの違いによる戸惑いがより際立つ。
出演者の魅力
カノンさんの魅力は、モデルとしてのビジュアルの完成度と、素人としてのウブさが同居している矛盾にある。スタイルは抜群で、立ち姿のシルエットは確かにモデル経験を感じさせる。しかし表情管理が「モデル用」しか持ち合わせておらず、感情が高ぶった時にどんな顔をすればいいかわからない——そのぎこちなさが最大のチャームポイントになっている。ポージングの合間に見せる「素」の困り顔が可愛く、撮影が進むにつれて鎧が一枚ずつ剥がれていく過程を見守る楽しさがある。
プレイの展開
序盤はモデル撮影のノリで進む。ポーズを決め、アングルを意識し、表情を作る。しかしCHNのフォーマットがそれを許さない。カメラが近づき、会話がプライベートな領域に踏み込んでいくうちに、モデルモードの維持が困難になっていく。服を脱ぐ段階で明確にスイッチが切り替わり、それまでの「撮られ慣れた女の子」から「初めての経験に戸惑う素人」へと変貌する。この切り替わりのグラデーションが丁寧に描かれていて、後半はキメ顔なんて完全に消え去り、無防備な表情だけが残る。企画の勝利と言うべき展開だ。
リアル度チェック
カメラ慣れはしているが、この手の撮影は初めてという設定が十分な説得力を持っている。モデル経験があるからこその立ち居振る舞い——姿勢の良さ、ライティングの位置を無意識に把握している目線の動き——と、未知のジャンルへの本気の戸惑いが矛盾なく共存していて、realScore4は納得のいく数字だ。
総評
おもしろ度3・リアル度4。CHNシリーズの安定感に「モデル志望」というスパイスを効かせた変化球の一本。エンタメ的な派手さはないが、「プロの仮面が剥がれる瞬間」を味わえる作品は素人企画AVの中でも貴重だ。ギャップ萌えという言葉がこれほどしっくりくる作品もそうない。